春のウェディングに♡桜と薔薇のブーケ
サイズ 450mm×300mm
設置場所/式場エントランス
受付の際に一番最初に目に入るウェルカムボード。依頼で作る機会が多い私としては楽しみの一つなのですごく見ちゃいます。
参列していただいたゲストのお迎え役になってくれる看板ですから印象に残るもの、そして心のこもったものにしたいですよね。チョークアートのウェルカムボードはまさにそんな〈他とは違う〉を叶えてくれます。
1.デザイン&下絵を描く
最近定着の iPad用お絵かきソフト「Procreate」(プロクリエイト)を使って準備していきます。
procreateは1200円ほどの買い切りアプリです。サブスクではないところが嬉しいです。
Photoshopでコラージュしたお花の写真をトレースしていきます。
花弁の細かい重なりがあるので今回ブラシの種類は「インキング」の「細書き」にしました。
正直ここまで細かく描いたところで後からかなりの確率で形が変わっていくのであまり意味ないです。
でもこの時点で細かく描いておくほうが迷わなくて精神的に安心。笑
よく使うブラシはショートカットですぐに呼び出しできるように登録しておくこともできます。
文字をレイアウトしたら下書きの完成です。
2.ボードに下絵を写す
チャコペーパーを使って黒板に下絵を写していきます。
今回はお花が上の方に集中しているデザインになっています。それ以外の文字の部分はほぼ黒板の下地が見える状態です。画面びっしり描くデザインの時は気にしなくてOKですが、黒板の面積が広く残る場合は極力画面を汚さずに描くように慎重に作業した方がよいです。
ということで下書きを写す際も、ベースの黒板が汚れないように工夫してトレースダウンします。
トレースダウンの工程は前回の『シロクマくんの夜』という作品で詳しく書いています。
3.パステルで色を塗る
と、その前に・・・
ここでも画面を汚さないように工夫します。色を着けない部分は紙やマスキングシートで保護しておくのが無難です。パステルの汚れは黒消しゴムで消えるのですが、あからさまに消し跡が黒光りして仕上がりが美しくないです。黒板塗料で上から部分的に隠すこともできますが「ここに塗りました」感がどうしても出てしまうので、あとからどうこうするより最初のフラットな綺麗さをキープするのが一番早いです。
今回は写真を見ながらお花の絵を描いていくので色彩計画の工程はスキップです。
基本的に下書きに忠実に写真を見ながら進めますが、全体のバランスを見て足したり引いたりしていきます。
最後に文字を入れます。毎度ですが緊張する作業です。
4.作品完成
ピンクを中心に春のお花を散りばめた華やかなウェルカムボードの完成!リアルタッチで描いているので、派手すぎず落ち着いた印象に。インパクトのある似顔絵ウェルカムボードとは一味違う大人っぽい仕上がりです。
式が終わった後もお部屋に飾るインテリアボードとして活躍してくれそうです。
5.作品を動画で観る
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